このレストランの中逵貴久(なかつじ・たかひさ)マネージャー(40)は「数々の観光名所があるこの一帯ですが、案外、カジュアルに高級フレンチや鉄板焼きなどを楽しめるレストランがなかったので、出店を決めたと聞いています」と説明する。
その狙い通り、オープンから約4カ月たったが「ランチの時間帯では土日だと1日200人は訪れる」(中逵マネージャー)という順調な滑り出し。「50代、60代の女性客のみなさんから好評を得ています。観光客と地元の方の割合はほぼ半々でしょうか。地元の方だと自転車に乗って来られるお客さまも目立ちますね」
ランチの人気は「岡崎プレート」。ワンプレートに和食の小鉢6種類におすしが3貫付いて1400円。見た目にもおしゃれで価格もリーズナブル。女性に人気なのもうなづける。他にも「天丼セット」(1300円)など、気軽に楽しめるメニューが多い。
素材の新鮮さを重視
そしてフレンチはさらに本格的だ。料理長は、昨年11月に滋賀県が毎年度、優秀な技能者を表彰する「おうみの名工」に選ばれた琵琶湖ホテルの元料理長、志村昌彦さん(58)。