「素材の新鮮さを重視しつつ、調理では手を加えすぎないようにし、新鮮な食材をすぐにお客さまにお出しすることを心がけています」と胸を張る。
クリームパスタの「色々キノコのタリオリーニ」ではマイタケ、シャンピニオン、シメジ、エリンギといった旬の素材と濃厚なクリームが絶妙かつ力強くマッチ。
手間ひま、彩り、コントラスト
「冬野菜とノルウェー産サーモンのマリネ」では、サーモンの上にレモンとオレンジのスライスを張り付け、レモンオリーブオイルをかけたあとホイルに包み、3日間寝かせる」(志村料理長)など、手間ひまを惜しまない。
「鯛のポワレと鱈の白子のフリカッセ」も「白身のタイと濃厚なタラの白子、つまり、ねっとり感とさっぱり感のコントラストの妙」(志村料理長)を巧みに生かした逸品。上部にちょこんと載った、白ワインとエシャロットを煮詰めたものに少量の生クリームを加えたソース「ブールブラン」が彩りを添える。
鉄板焼きも、肉から野菜、伊勢エビやオマールエビといったシーフード類に至るまで、旬の素材を目の前で堪能できるのがうれしい。