キャロライン・ケネディ駐日米大使(55)が11月19日午後、皇居でオバマ米大統領からの信任状を天皇陛下に手渡す「信任状捧呈(ほうてい)式」を終え、大使としての活動をスタートさせた。
ファッションも注目されるケネディ大使は、チャコールグレーのタイトなワンピースに2連のパールのネックレスというシックな衣装。宮内庁差し回しの馬車に乗り込み、皇居前広場を経由する約1キロのコースを皇居へ向かった。沿道にはカメラや携帯電話でその姿をとらえようとする人たちがたくさん集まり、大使は時折窓越しに手を振って笑顔で応えていた。
宮内庁によると大使の信任状捧呈式は年間30~40件とあるという。これほど注目され、大使を歓迎するために大勢の人々が沿道に集まったことなどかつてなかったのではないだろうか。
ケネディ大使は今月(11月)15日に、日本に到着。「父の残した公務に尽くすという使命を推し進め、日米両国の緊密な関係の強化に取り組めることは特に名誉なことだ」とあいさつした。