ある日、私は友達と夕ご飯を食べる約束をして家を出た。
待ち合わせ場所を間違えてしまい、私はその子に慌てて連絡を取ろうとしたが、どうにも電波の調子が悪い。向こうの携帯が故障してしまったらしく、やっとコール音に繋がったと思ったのに、今度はお互いの声が聞こえるだけの一方通行、というもどかしいやり取りを合計8回繰り返したあげく、とうとう連絡を取ることができなかった。
ストレスに支配されそうになっていた私ははっと我に返り、こういう時こそあのつぶやきだ、とひらめいた。私はイライラと闘いながら祈るように「自分のことはいいから」とつぶやいた。
が、どうにもならない。よし、もう一度。少しは楽になったけど、それでも8回もすれ違いの会話をくり返したストレスは治まらない。結局、私は友達に会えぬ不毛さに苦しみながら家に帰った。
この精神には少し早かった
あるときは、午後8時までという店に10分前に飛び込んだにもかかわらず、店員に「もうレジをしめました」と平然といわれて、私はいらだちにまみれたまま立ち尽くした。ジブンノコトハイイカラ。ジブンノコトハイイカラ。店員の怠慢もイイカラ…。イイカラ…。