大分県宇佐市でハーブのお茶や調味料、化粧品を製造、販売する「ファインド・ニューズ」(社員12人)の社長、高野済さん(51)は昨年6月以降、会議室の利用などを含め月に約30万円で固定席を2つ確保している。
モブで培った人脈を生かし、通常1年以上かかる商品開発を4カ月で達成、東京で働く社員を3人採用した。渋谷区内で30万円出せば3倍広い事務所も借りられるが「生きた情報を持つ人と出会えるのがいい。場の力がある」と評価する。
一方、共同利用のため、固定席には限りがある。高野さんは東京での採用増を検討中で「手狭になって離れても、ここで結び付いた人や企業にファンドが投資するなど、新しい仕組みがほしい」と期待している。(SANKEI EXPRESS)