これを受け、斎木昭隆外務次官(61)は25日、外務省に程永華駐日中国大使(59)を呼んで抗議するとともに、防空識別圏設定の撤回を要求。しかし程氏は「むしろ日本側の理にかなわない要求を撤回すべきだ」と拒否した。
程氏は面会後、記者団に「(識別圏設定は)国際的に新しいものではなく、特定の国に対するものでない」と強調した。
日中関係は、(11月)19日に日中経済協会による大規模な訪中団(団長・張富士夫トヨタ自動車名誉会長)が北京で汪洋(おう・よう)副首相(58)と面会するなど、雪解けムードも漂っていただけに、日本側の落胆は大きい。政府関係者は「政治レベルでは対立関係を続けるとの強い意志と考えざるを得ず、早期の首脳会談は難しくなった」と述べた。(SANKEI EXPRESS)