一方、米国の懸念表明には、「米国がこの問題で不当な言動を控え、日本の冒険的性質を助長する誤ったシグナルを送らないよう望む」と語った。
さらに、11月25日付の中国軍機関紙、解放軍報は、1面の署名論評で、中国よりも先に防空識別圏を設定した日本が中国を批判することは「二重基準だ」と批判。「中国の人民と軍隊が、国家の主権と安全、地域の平穏を守る決意を見くびるな」として、日本に激しく警告した。(北京 矢板明夫/SANKEI EXPRESS)
≪航空2社と台湾 飛行計画を通知≫
台湾交通部(交通省)当局者は11月25日、中国の東シナ海上空への防空識別圏設定を受け、台湾を出発後に識別圏内を通過して日本や韓国などに向かう民間機(1日約100便)の飛行計画を中国当局に通知し始めたことを明らかにした。日本の全日本空輸と日本航空も25日、防空識別圏を通過する台湾行きなどの航空機の運航について、中国当局に飛行計画の通知を始めたことを明らかにした。一方、韓国国防省報道官は25日、中国が設定した防空識別圏が中韓両国がともに排他的経済水域(EEZ)内にあると主張している海中岩礁、離於島(中国名・蘇岩礁)の上空域を含めていることを非難。韓国機が離於島上空を通過する際、中国側に通知しないと言明した。(SANKEI EXPRESS)