爆撃機の飛行は、米国の姿勢と日米同盟の強固さを中国側に誇示し、強く牽制(けんせい)するものだ。中国軍の対処行動を見極める最初のテストでもあった。(ワシントン 青木伸行/SANKEI EXPRESS)
≪中国、米に抗議示さず≫
中国国防省の耿雁生(こう・がんせい)報道官は11月27日、米軍のB52爆撃機が中国の防空識別圏に入ったことについて「米軍の飛行機は26日11時から同13時22分まで防空識別圏内に入り、釣魚島(尖閣諸島の中国名)の東約200キロ付近で活動した。中国軍はすべての航程を監視した」と表明。「中国は防空識別圏内のいかなる航空機の活動にも識別を行っており、関連空域を有効にコントロールしている」と話した。
外務省の秦剛報道官も27日、「米軍爆撃機は中国の脅威か」との質問に対し、「具体的な状況に応じ、中国軍は規制に従って適切に対応する」と述べた。