両報道官はこの日、米国に抗議の意を示さなかった。中国の国際問題専門家は「中国が東シナ海の防空識別圏を設定したのは日本への領土主張が目的で、米国とは対立したくないのが本音だ」と分析している。(北京 矢板明夫/SANKEI EXPRESS)
≪ケネディ大使「一方的な行動」と批判≫
キャロライン・ケネディ駐日米大使(56)は11月27日、東京都内で就任後初めて講演し、中国が尖閣諸島を含む東シナ海上空に設定した防空識別圏は「東シナ海の安全を損ね、現状を変更しようとする試みだ」と述べ、中国の「一方的な行動」が緊張を高めていると批判した。
ケネディ大使は講演で、日本は対中外交などで「この1年、多大な自制を示してきた」と称賛し、周辺国との意思の疎通を深め、今後も慎重な対応をみせてほしいと注文をつけた。
講演は非営利団体の日米協会などが主催した。(SANKEI EXPRESS)