イタリア・首都ローマ【拡大】
ベルルスコーニ氏の失職に賛成の姿勢を崩さなかった与党、民主党に反発して、フォルツァは連立政権離脱を決定。与党は上下両院で過半数を維持するが、今後フォルツァは政権への揺さぶりを強めていくとみられる。
一方、ベルルスコーニ氏本人は27日の本会議開催中、ローマ市内の私邸前に集まった数千人の支持者を前に「民主主義が死んだ日だ。いつか無罪が証明されると確信している」「議会外でも自由のための戦いは続けられる。試合放棄はしない。前進しよう」などと主張し、意気軒高なところを見せた。
買春など醜聞絶えず
ベルルスコーニ氏はイタリアのメディア関連グループやサッカーチームのACミランなどを所有する実業家の大富豪から1994年に政界に進出し、いきなり首相に就任。一方で数々の問題発言や未成年者買春疑惑などの醜聞も絶えなかった。今年8月1日には、脱税事件で禁錮4年(恩赦法で1年に減刑)の判決が確定。しかし、高齢のため収監はされず、本人の希望で社会奉仕活動に1年間従事する予定という。