イタリア・首都ローマ【拡大】
共同通信によると、上院近くで失職を祝ったローマの市民グループのジュゼッペ・バルバさん(65)は「第二次大戦以上の害をイタリアにもたらした人物」と語り、マルコ・トンベーシさん(50)は「いかなる市民も法の前には平等だ」と失職は当然との見方を示した。一方、私邸前の集会に参加したベレリオ・カッシアノさん(29)は議決について「政治的策略であり、間違っている」と残念がった。
抵抗の構えも
「夢よ、もう一度」とベルルスコーニ氏は今月(11月)16日、自らの党の名前を「自由国民」から、政界入りした94年当時のフォルツァ・イタリアに戻して再出発を図ったが、造反派は合流せず新党を結成。自党の全国会議で演説中に気分が悪くなり、支えられて演壇を降りる姿が衰えを印象づけた。議席も失い、影響力低下は必至だが、ベルルスコーニ氏は議員特権を取り戻すために来春の欧州議会選出馬の可能性を探っているとの指摘もある。この期に及んでも、無類のしぶとさを発揮するのだろうか。(SANKEI EXPRESS)