仮装パレード中の少女にカメラを向けると、少女と3人の大人たちが列を抜け出し、わざわざポーズを取ってくれた。聞けば少女は小学生で、3人は先生たちだという。その温かい「おもてなし」の心が嬉しかった。
≪飲んで歌って 「生」を再確認≫
オアハカの中心地からほど近い墓地「パンテオン・デ・サン・マルティン・メヒカパン」では、音楽が鳴り響いていた。その音に誘われて足を運ぶと、墓の前で飲めや歌えやと陽気にはしゃぐ一家の姿があった。
ルイス・カレーラさん一家で、居合わせた音楽隊は4曲100ペソ(約780円)でリクエストに応え、各墓を回っている最中だった。カレーラさんは「ハポン(スペイン語で日本)、ハポン」と連呼し、ビールを飲め飲めと身振りで勧めてくれた。
ナチビダッド・オサルドさんは息子のラウルさんといっしょに叔母さんの墓をマリーゴールドで飾り、カントリーミュージック4曲を音楽隊に頼んだ。オサルドさんは「どの曲も(叔母が)大好きだったんです」と故人を偲(しの)んだ。