日本の「忠臣蔵」をモチーフにファンタスティックな映像で物語を再構築してみせたのが、米3Dアクション映画「47RONIN」(カール・リンシュ監督)。この10年、精力的にハリウッド作品に出演を重ね、俳優として新しい自分の姿を見つけようと模索してきた浅野忠信(40)が、本作では極悪非道のヒールとして描かれる吉良上野介役で登場する。「確かに作品の設定は一歩間違えばお客さんからブーイングを浴びかねないものでしょう。見せ方は3Dですし、名字は浅野なのに僕は吉良を演じましたよね。でも僕はしっかりと構築されたものを一回壊してみて、新しいものを作り出していく行為が大好きなんですよ。ぜひこの作品に出演したいと思いました」。浅野はジョークを交えながら独特な雰囲気を漂わせる面妖な出演作を紹介した。
ヒットへ妥協は一切ない
江戸時代は徳川綱吉将軍(1646~1709年)の治世、播州赤穂の主君、浅野内匠頭(田中泯)は、国の乗っ取りをもくろむ侍、吉良上野介(浅野忠信)と妖術使いの女(菊地凛子)の陰謀で殺害された。侍の身分を奪われた浅野の家臣、大石内蔵助(真田広之)らは謎のはぐれ者(キアヌ・リーブス)と協力し、たった47人で主君の敵討ちに立ち上がる。