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閉ざされた家族の世界描きたかった 「櫛挽道守」作家 木内昇さん (4/4ページ)

2013.12.9 19:00

 名前が出ることに興味はない、と言い切る。「読者にとって、作者のイメージが作品を読む上で邪魔になることもある。我欲を満たすために、作品を利用したくない。物語だけがあればいいんです」(文:塩塚夢/撮影:瀧誠四郎/SANKEI EXPRESS

 ■きうち・のぼり 1967年、東京都生まれ。出版社勤務、フリーランスのライター・編集者を経て、2004年に『新選組幕末の青嵐』で小説家デビュー。11年『漂砂のうたう』で直木賞を受賞。

「櫛挽道守(くしひきちもり)」(木内昇著/集英社、1680円)

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