≪自国の学問、道徳教科を守るため≫
1890(明治23)年に発布された教育勅語はどのような背景から作られたものなのでしょうか。
約300年間続いた江戸時代が終わり、明治時代になると、日本には次々と新しい西洋文化が取り入れられました。教育もまた例外ではありませんでした。当初は広く知識を得、身を修め才能や技術を伸ばし、身を立てることを目標とする実用的な教育でした。しかし、西洋文化をまねることを急ぎすぎ、自国の学問、特に道徳教科が軽視されるという事態を招いたのでした。そのような教育の在り方を憂慮された明治天皇は新しい教育方針について、すべての国民が心がけ実践すべき徳目をあげ発布されたのが「教育に関する勅語」(教育勅語)です。