南アフリカ・ヨハネスブルク【拡大】
しかし、南ア・ケープタウンの手話教育団体のキャラ・ローニング会長は11日、フランス通信(AFP)に対し、「彼は完全な偽者で一つも手話になっていなかった。ただ単に腕を動かしていただけ」と指摘。別の団体のドルフィン・フラングウェイン氏もロイター通信に「創作の手話を続けていただけで、『ありがとう』も正確に伝えられなかった」と語った。
英デーリー・テレグラフ紙が、専門家にジャンティさんの手話の解読を依頼したところ、「さー、パーティーを始めようぜ。大きな魚、小さな魚、段ボール箱! 確かに演説は退屈だ。でも大丈夫。もうすぐキスがやってくるから」などと、全く意味不明なフレーズが羅列されていたという。
「日当8700円で請け負う」
ジャンティさんは式典後、一時行方が分からなくなっていたが、12日になってスター紙の取材に応じ、「日当85ドル(約8700円)で手話通訳を請け負った。統合失調症の持病があり、壇上で症状が出てしまった」と説明。その上で「何もできなかった。自分をコントロールし、自分の中で起きていることを世界に分からないようにしようと努力した。意味が通じない手話になってしまい、とても申し訳ない」と謝罪した。