ライフワークになれば
実は、本書の中に自分自身が一番好きだという昔話は入っていない。「次のお楽しみにとってあるんです」とちゃめっ気たっぷりに笑う。「自分なりの昔話を見つけて、どんどんアレンジしていくのが面白い。まだまだ続けていきたい。ライフワーク? そうなるかもしれません。今確実に言えるのは、1つ自分自身の引き出しを増やせたということですね」(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS)
■のなみ・あさ 1960年、東京都生まれ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動開始。88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作に選ばれる。96年『凍える牙』で直木賞、2011年『地のはてから』で中央公論文芸賞受賞。『凍える牙』は2001年と10年、それぞれ天海祐希と木村佳乃主演でテレビドラマ化された。
「新釈 にっぽん昔話」(乃南アサ著/文芸春秋、1733円)