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【にほんのものづくり物語】土佐一生姜 (2/4ページ)

2013.12.16 18:00

土佐一生姜(提供写真)

土佐一生姜(提供写真)【拡大】

  • 生姜栽培に有機農法で取り組む「四万十(しまんと)オーガニックファミリーズ_テレサファーム」の大森行彦(ゆきひこ)さん(提供写真)
  • 肌もちフェイスマスク_生姜美容液パック/20ミリリットル×1枚500円(税抜、提供写真)

 日本で栽培されている生姜は、大きさ別に見ると、大生姜、中生姜、小生姜に分けられます。一般的に売られている根生姜(ひね生姜)は大生姜で、大きいものは1キログラム。収穫後2カ月以上貯蔵され、適度な大きさに切り分けられて市場に出荷されます。中生姜は辛味が強く繊維質が作られやすいため、漬物や加工品に使われることが多いもの。小生姜は早生で小さく、谷中生姜が代表格です。

 全国で最も生姜の収穫量が多いのが高知県で、5割近くを占めています。中でも日本最後の清流として有名な四万十川の流域にある四万十町は、広大な森林、風光明媚(めいび)な小室の浜など山、川、海と豊かな自然に囲まれた県内最大の産地。高度300メートル、全国で1、2位を争う年間日照時間2000時間超。昼夜の温度差、濃霧の発生、夏場の多雨という、良質生姜の栽培に最も適した地といわれています。

 この素晴らしい環境を最大限に生かし、無農薬有機農法に取り組んでいるのが「四万十オーガニックファミリーズ テレサファーム」の大森さんです。もともと関西出身、エンジニアとしてヨーロッパで長く仕事に従事していた大森さんが、就農するきっかけとなったのは、高知の豊かな自然に魅せられ、ログハウスの輸入・販売の仕事を始めたことから。

「土佐一生姜」の特長 マイルドな辛味

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