また、同じ脅迫文では「もし人生をやり直せるのならマンガ家になりたい」などと書かれていたが、渡辺容疑者は派遣社員で、家賃4万円のワンルームマンション暮らしだった。
捜査1課は、渡辺容疑者が送付したと供述している約500通の脅迫文のうち約400通を確認。消印は東京、埼玉など首都圏のほか、大阪、名古屋、神戸、福岡など全国16カ所に及んでおり、居住先が特定されるのを恐れ、投函(とうかん)先を転々とさせていたとみられる。逮捕当日以外に高速バスを利用した形跡もあった。
脅迫文の封筒からは指紋が検出されておらず、渡辺容疑者は「証拠を残さないように細心の注意を払っていた」などと供述。捜査1課は藤巻さんへの一方的な嫉妬心や恨みを晴らすために、慎重に行動していたとみている。(SANKEI EXPRESS)