ギリシャ・首都アテネ【拡大】
≪伝統の衣装 誇りと使命を胸に≫
伝統的なエブゾンの衣装は、400本のプリーツが入った「フスタネーラ」と呼ばれるスカートに、爪先に黒毛糸のポンポンのついた独特な形の赤い革靴だ。靴は片方だけで1.4キロもあり、衣装全体ではなんと20キロにも及ぶという。袖の広いブラウスと靴下も白で合わせていてまるで民族舞踊の衣装のようだ。
スカートは一般的なフレアスカートと同じ手法で作られ、プリーツの400本という数は、1453年から約400年にわたってトルコに占領支配をされたことにちなむものだという。また、靴の爪先のポンポンは、独立戦争の頃に靴にしのばせた刃物の刃先を隠すためにつけられたという。
エブゾンは、毎日曜の午前11時からアテネにある国会議事堂の無名戦士の碑の前で華麗な交代式を行う。その際、足並みが完璧にそろった行進や軍楽隊の演奏などを市民や観光客も楽しむことができる。(EX編集部/撮影:ロイター/SANKEI EXPRESS)