かつては周囲にも伝わるほどピリピリした緊張感を放っていたが、すっかりリラックスした雰囲気に変わっているのは自身も認めている。
復帰当初は体力面が不安視された。実際、「最初は体力や筋力の面で、フリーで4分間滑り切るのがすごく大変だった」と振り返る。
復帰に際して誓ったのは子育てとの両立だった。リンクから戻れば疲れていてもミルクを作り、離乳食を口に運ぶ。夏頃までは夜泣きに悩まされながら、数時間ごとに起きて寄り添った。
「誰かに預ければ体も楽だっただろうけど、スケートしかやっていないといわれるのは絶対に嫌だった」
彼女が大きくなったときに
以前のレベルまでなかなか戻らなかったり、復帰後の体調不良に心が折れそうになったりしたとき、支えてくれたのもまな娘の笑顔だった。
「何回もギブアップしようと思ったけど、練習を終えてリンクから帰り、笑っている顔を見ると…。彼女が大きくなったとき、あきらめないことが大切だと伝えたいと思った」