ガイドのモニカさんがこう言った後、「女王陛下は昨夜から城に滞在しておられます」と付け加えると、ツアー参加者たちはみな笑顔になった。
王宮のラウンドタワーを凝視すると、暗闇の中にライトアップされた王室旗がはためいていた。女王が城に滞在中は王室旗が、不在のときは英国旗が掲げられるのだという。
しかし、城に入る直前、内部の写真撮影はダメだと告げられた。クリスマスの飾り付けを撮影できると、期待に胸を膨らませていただけにちょっとがっかりさせられた。
「ロープの向こう側」
だが、ツアーの名称は「ビハインド・ザ・ロープス(ロープが張られた向こう側)」。普段はロープが張ってあり、入れない場所にも行けるというのが“売り”である。