制度導入前は顧客に合わせて夜間や休日に働く社員も多く、有休取得率は2割以下だった。人事担当の樋口晴将さんは「自分たちが生き生きと働くことが顧客へのサービス向上にもつながると考え導入した」と話す。
アニバーサリー休暇の取得率は現在90%以上。休み中の仕事の引き継ぎマニュアルが作成されるなどの効果も生まれた。
制度を使い同僚と沖縄で自転車旅行をした西畑俊樹さん(30)は「計画的に休みが取れてのんびりできた。取らないと損という心理になり、休暇取得を促す」と話す。
インターネット広告大手のオプトも、入社4年目から3年ごとに連続10日間の有給休暇を取れば3万円の手当を支給する。「社員が『お互いさま』と協力し合い、休みやすい雰囲気が生まれた」(広報担当の藤田彩子さん)といい、社員の意識改革にもつながっているようだ。(SANKEI EXPRESS)