全32本と盛りだくさんだが、バラエティーは実に豊か。笑いあり、人情ものあり。「新婚さんいらっしゃい!」がハリウッド顔負けのアクション作品になったりする。「いろんなジャンルがありますが、共通しているのは『読後感のよさ』。オリジナルがあるものですので、あまり皮肉っぽくなりすぎないように心がけました」
ベタな展開なはずなのに、モチーフそのものの存在感によって、妙に斬新に映る。「文体も展開も、どこかで読んだことがあるものにあえてしています。モチーフもパロディーなら、文体もパロディー。全くオリジナリティーがないわけですが(笑)、2つを掛け合わせると、予想もつかないパワーを発揮する。いわばリミックスをする楽しさがありました」
パロディーにこだわり
雑誌『週刊SPA!』の人気連載「バカはサイレンで泣く」など、長年雑誌の投稿コーナーを担当してきた。「人が作ったネタでメシを食ってきたので、たまには自分でネタをと…。プレッシャーでしたが、やるからにはグレードの高いものを作りたかった。納得のいく内容に仕上がったと思っています」