妄想ながらも、不思議なリアリティーのあるエピソードを作り上げた。「作品を書くに当たって、いろいろ調べましたので、すごく登場人物には思い入れがあります。(作品に登場する)ジャパネットたかたの社長の出身地をグーグルのストリートビューで調べたり…。自分の中では、もはやこっちの方がホンモノなんです(笑)」
徹底してパロディーにこだわる。「虚構と現実のボーダーが好きなんです。ちょっとずらして現実を見ると、すごくおもしろい。世界の見方を1つ覚えるだけで、次からは自分自身で妄想して楽しめる。(テレビを)見て、(今回の作品を)読んで、また見て…。何度も楽しめるはず。そういう意味では、コストパフォーマンスがいい本だと思います」(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS)
■あまひさ・まさかず 1968年、香川県出身。神戸拘置所刑務官を経て、89年、漫画家としてデビュー。以後、映像制作、脚本執筆、webコンテンツ制作など、漫画以外の分野で活躍中。代表作にタナカカツキ氏との共著『バカドリルシリーズ』『ブッチュくんオール百科』、単著に『味写入門』『こどもの発想。』など。2013年、初の小説『少し不思議。』を刊行。
「ノベライズ・テレビジョン」(天久聖一著/河出書房新社、1260円)