“事件”は10月30日、くまモンがツイッターで、ほっぺが消えたとつぶやいて発覚。くまモンは直ちに東京の繁華街でビラを配り、テレビにも出演して「赤いほっぺ捜し」への協力を呼び掛けた。さらに警視庁のマスコット「ピーポくん」を頼って“遺失物届”まで提出したが、真相は熊本県が仕掛けた県産品PR作戦。トマトやスイカ、馬刺しなど「ほっぺが落ちるほどおいしい赤い食べ物」を売り込むのが狙いだった。
周到な仕掛け
運営側の周到さが際立ったのは、浜松市の「出世大名家康くん」だ。まず夏のうちに、しゃべれるキャラに設定を変え、11月の「ゆるキャラグランプリ」で準優勝。本来なら祝賀ムードに酔いしれるはずだが、「優勝できなかった」とおわびの断髪式を行い、出世ならぬ出家宣言。浜松特産のウナギをイメージしたちょんまげを切り落としつつ、「ウナギの養殖場で修行します」と、ちゃっかり地元名物の宣伝につなげてみせた。