≪舞台去る巨匠…「新星」キラリ≫
2013年はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」、TBS系「半沢直樹」の2大ドラマが相次いでブームを起こした。2つのドラマは、劇中のせりふ「じぇじぇじぇ」「倍返し」が年末恒例のユーキャン新語・流行語大賞に選ばれるなど社会現象化した。
「あまちゃん」は岩手と東京を舞台に、海女やアイドルを夢見る少女と家族たちの姿を描き、人気脚本家の宮藤官九郎(43)の前向きでユーモラスな展開で人気が拡大。9月28日の放送終了後には、「あまちゃん」を見る楽しみがなくなってしまった視聴者の喪失感から「あまロス」という言葉まで生まれた。
一方の「半沢直樹」は、理不尽な上司や仕事に立ち向かう銀行員の奮闘を描いた。勧善懲悪的な展開は時代劇を思わせ、最終回には民放連続ドラマとして今世紀最高の平均視聴率42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をたたき出した。
ここ数年来のゆるキャラブームは2013年も続いたが、特筆すべきはくまモンとふなっしー。くまモンは、優等生的で愛くるしい動作をし、しゃべらないなど従来のゆるキャラ路線を踏襲したが、ふなっしーは既成のゆるキャラの概念を大きく逸脱。「梨の妖精」とかわいらしい設定ながら、語尾に「なっしー」と付けてしゃべりまくり、「ヒャッハー」などと奇声を発して高くジャンプするなど、およそゆるキャラとは思えないパフォーマンスが大人気を博した。