シュールで魅力的な世界を展開する姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」の2人。左からボーカルのもも、アコーディオンの小春=東京都新宿区歌舞伎町のゴールデン街「ソワレ」(岡崎健志さん撮影、提供写真)【拡大】
自分たちのペースで、といっても週に3本なんてのは当たり前というハイペースでステージに立っていたふたり。大きな変化のきっかけとなったのが、2012年の『フジロック』への出演だったのかもしれない。その年のヘッドライナーであるRADIOHEADと同時刻に行われたチャラン・ポ・ランタンのショーを、その年の『フジロック』のベストアクトと称する人も少なくない。その年の秋に2年ぶりにアルバム『つがいの歯車』を発表。そしてももが20歳になる13年4月までに3枚のアルバムをリリースするという公約をし、見事にそれを成し遂げた。アルバム制作と並行して「今年こそブレークしたくて2013」と銘打ったライブシリーズを敢行。ファンを獲得していった。
ひとつのライブを濃く
「前は、今日も明日も明後日もライブというように、鬼のようにステージに上がっていたんです。ひとつのことを練り直す時間もないまま毎日が過ぎていって、いつの間にか1年たっちゃうみたいな。新曲もそれほど作られるわけでもなく、今あるもので楽しく毎日がやれればいいなっていう状態だったんです。月に1回の企画ライブをすることによって、ひとつに絞れるようになったんですよね」(小春)