規格の外へ
「オブ・モンスターズ・アンド・メンやマムフォード&サンズといった、よく聴いていた音楽が、アーティスティックな方向性を形作る手助けになった。ブルーグラスはずっと好きな音楽だ。何かカッコイイし、感じがいい。ハーモニーのせいですごくメロウで、引きつけられる」
そのブルーグラスの人気バンドである、アリソン・クラウス・アンド・ユニオン・ステーションのメンバーのダン・ティミンスキーをボーカルに迎えた「ヘイ・ブラザー」。前半はフォークロア色が強いが、中盤からビートで踊らせていくあたりはEDMの隠し味を効かせた彼の真骨頂だろう。「レイ・ミー・ダウン」ではアダム・ランバートの歌唱法と、ダフト・パンクとのコラボで再ブームを巻き起こした1970年代ディスコの雄、ナイル・ロジャース(シック)のカッティングギターが光る。