東西文化の境界線
糸魚川ジオパークは、日本のジオパークの先駆者としてジオパーク活動を牽引してきた。ここは、日本海側から太平洋にかけて帯状に存在する「フォッサマグナ」(ラテン語で「大きな溝」)西端の活断層「糸魚川-静岡構造線」が有名。フォッサマグナミュージアム館長補佐の竹之内耕さん(51)によると、この構造線は「単に地質だけでなく日本の東西文化の境界線にもなっている」という。確かに一帯は電源周波数の東西の境界にあたる。
さらに5億年前のヒスイをはじめさまざまな石を見ることができる。糸魚川地域は、世界ジオパーク設立以前の1987年からこうした「地域の宝」に着目。大地の生い立ちをモチーフに地域おこしを手がけてきた。竹之内さんは「長い下積みがあってできたこと」と話す。