アレグリ監督は「より攻撃的にしないといけない状況で非常にいいプレーをした」と本田をたたえた。ローマで元日本代表の中田英寿(ひでとし)氏とプレーしたサッスオロのディフランチェスコ監督も「本田には質の高い左足がある。ヒデ(中田氏)と似た冷静さやプロ意識もある。あの状況での起用もうなずける」と感服した。
ゲーム後はクラブの方針により、本田はコメントせずに真っ先にピッチを去った。イタリア紙の本田への評価はガゼッタ・デロ・スポルト紙とコリエレ・デロ・スポルト紙が6点、トゥット・スポルト紙が6.5点と、いずれもチーム最高だった。ガゼッタ紙は「商業的にも役立つだろうが、ケイスケはプレーの質も高く、また冷静」と評価。トゥット紙も「客観的に難しい局面でデビューしたが、とりあえず力のあるところを見せた」と称賛した。