アレグリ監督解任
ただ、セリエAで18度優勝し、欧州制覇も7度果たした実績を誇るACミランだが、今季はこの日の敗戦で5勝7敗7分となり、勝ち点22の11位。首位のユベントスに勝ち点で30の大差をつけられる窮状に陥り、一夜明けた13日、バルバラ・ベルルスコーニ副会長は「これ以上サポーターを失望させるわけにはいかない」として、アレグリ監督の解任を発表した。
まだ「慣らし運転」中の本田は、いきなりチームの激変の中に放り込まれることになったが、何も恐れることはない。ガゼッタ紙は監督解任について「全て捨てたものというわけでもない。本田のデビューが慰めになった。日本人選手がチームを活性化してくれる」と評し、本田への期待感を表した。
苦境のチームで唯一の光明となったのは日本のエース。小学校の卒業文集に記した「セリエAの10番」の夢はかなえた本田が、どのようにして運命を切り開いて行くことになるのか、目が離せない。(SANKEI EXPRESS)