日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2013年11月28日、千葉県内(瀧誠四郎撮影)【拡大】
私の子供のころは「誰も見ていなくても神様や仏様が見ていらっしゃる。だから人が見ていないからといって陰で悪いことをしてはいけない」と、どの家庭でも教えておりました。幼いうちに厳しく教えられるからこそ、そうした考えがしっかりと根付くものです。明治天皇の御製(ぎょせい=詠まれた和歌)に「目に見えぬ神にむかひて恥ざるは人の心のまことなりけり」という有名な歌があります。神仏に見られても恥じない行いをすることが人としての正しい心の在り方だと、明治天皇は仰せなのです。
来世を信じて善業を積む
また、日蓮聖人の遺されたお手紙の中に「人の身には同生同名という2人の使いがあり、人が生まれたときから天がつけた神である。影が身に従うように少しの間も離れることなく、大罪小罪、大善小善、少しももらさず代わる代わる天に昇って申し上げると仏は説かれている」とあります。