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自由か安全か 「情報大国」の葛藤 (4/5ページ)

2014.1.19 09:00

 オバマ氏は同盟国や友好国首脳に対する盗聴の原則中止も言明した。NSAによるドイツのメルケル首相やブラジルのルセフ大統領らへの盗聴疑惑は強い反発を招いていた。メルケル氏には訪米を招請しており、問題決着を狙う。

 しかし米政府高官によれば、盗聴の対象から外れるのは、友好的な関係にある数十カ国の「元首」に限られる。閣僚や高官らは含まれておらず、象徴的な側面も強い。

 米英を軸に「ファイブ・アイズ」と呼ばれる国際通信盗聴網を構築しているとされるアングロサクソン系5カ国のメンバーは別格として、それ以外のどの国が「トモダチリスト」(米メディア)に入っているかは明らかでない。

 歴史語り支持訴え

 CIA元職員のスノーデン容疑者が持ち出した大量の機密資料に基づく暴露報道は収まる気配がない。

 「世界各地のコンピューター10万台に情報入手のソフトを埋め込んだ」(米紙ニューヨーク・タイムズ)。「1日に2億通の携帯電話のテキストメッセージを収集」(英紙ガーディアン)

米大統領演説の骨子

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