ロイヤルファミリーの言動は新聞や雑誌の紙面をしばしばにぎわし、国民の口の端(は)に上る。女王を間近に感じ、デンマーク人が王室を好きな理由が分かった気がした。
超国際的なファミリー
島国・日本の皇室とは異なり、昔から他民族・国家との交流が盛んなヨーロッパにあって、デンマークの王室はとても国際的だ。マルグレーテ2世女王の母は、スウェーデン王室から嫁いできた。結婚するまで夫のヘンリック殿下はフランスの外交官、フレデリク皇太子(45)のメアリー妃(41)はオーストラリア人、次男のヨアキム王子(44)のマリー妃(37)はフランス人だった。
さらに、ヨアキム王子は一度離婚しており、前妻は香港出身のイギリス人。アジア出身者も王室のメンバーだったわけだ。
日本の皇室では、“国際結婚”“離婚”はあり得るのだろうか…。
世界で一番古い王国
デンマークは1849年に憲法が制定されて以降、絶対君主制から立憲君主制となり、国王は現在、日本と同様に実権を持たない「象徴」となっている。