医療分野においては、iPS細胞の発明とともに再生医療の技術が花開くところです。その技術をもって海外に拠点を作るというニュースは、心躍るものです。日本の技術で、世界の方々の心肺機能が回復して歩けるようになったり、見えなかった人の目に光がよみがえったりする日も近いでしょう。
レアアースの輸出が制限されると、日本の研究者はレアアースを使わないで済む技術を開発しました。ジスプロシウムフリー磁石合金というものです。資源に乏しいという弱点を逆手にとって頭脳で未来を作るという覚悟。そういった厳しさは、かえって物事を前に進め、新しい未来を作る推進力となります。ソフトウエアのかたまりの医療技術は、ハードウエア依存からの脱却も意味します。今年も、日本の科学技術の大きな飛躍が期待できそうです。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)