検察側の主張では少なくとも拉致前に2回、打ち合わせの機会があったとされる。(1)拉致前夜に教団施設で行われた「説明」と(2)拉致直前の「役割確認」だ。
中川死刑囚の尋問で検察側は(2)について質問。「ワゴン車の中で井上君(嘉浩死刑囚)が説明しました」としつつも、平田被告が同席していたかは「ちょっと分かりません」と述べた。
仮谷さんの遺体を燃やした際に使用した作業着を、平田被告と焼却した際のやり取りについてもたびたび「覚えていません」「記憶はないです」と答えた。
一方、第2、3回公判に出廷した中村昇受刑者(47)=無期懲役確定=は(1)について、平田被告に「(仮谷さんを)教団施設に連れてくる」と伝えたと説明。「拉致という言葉は使っていないが、拉致だと理解したと思う」とした。
2月3、4日には、検察側が(1)(2)ともに同席していたと主張する井上死刑囚が出廷する。事件当時の平田被告の行動を詳細に把握しているとみられるが、法廷でどこまで証言を引き出せるかが、注目される。(SANKEI EXPRESS)