確かに招致委がIOCに提出した立候補ファイルには、五輪の電力供給について「既存の配電システムで対応できる」と明記していたが、「原発なしでやっていける」とは書いていない。争点を簡素化することで“白黒”をはっきりさせる「小泉流」は健在だった。小泉氏は、安倍首相にとって、もう一人の「政治の師匠」である。
ただ、小泉氏の演説に耳を傾けていた聴衆は数百人。拍手や声援もまばら。地方でも1000人以上の聴衆を集めた7年前の郵政解散・総選挙の面影は薄れていた。
あえて差別化
一方、元厚生労働相の舛添(ますぞえ)要一氏は新宿駅西口で第一声。防災対策を「第一の約束」と掲げた上で、「防災対策をしっかりして、最高のおもてなしをしたい」と述べ、防災と五輪を結びつけて訴えた。