さらに、親が育てられない子供を匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院は、「ポスト」という主人公のあだ名を強く批判する。
赤ちゃんポストに預けられた主人公は、母を憎むゆえ名前を捨てて「ポスト」を名乗っているとの設定だ。「子供たちは冗談でも『ポスト』と言われたらつらいはず。子供を守るため、あだ名変更は譲れない」と蓮田健産婦人科部長。
慈恵病院は放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を申し立てている。
求められる想像力
これに対し、日テレは「ドラマは子供たちの視点から『愛情とは何か』を描くもの」と主張。「指摘は真摯(しんし)に受け止め、今後も内容には細心の注意を払う」として放送を継続している。22日放送の2話では、あだ名はそのままで、子供を犬に例える表現もあったが、施設長は人間らしい一面をのぞかせ、コミカルな場面も増えた。だが「視聴者や関係者の意見を考慮した」としてCMを見合わせるスポンサーが相次ぎ、テロップでの社名表示も省かれるなど、取り巻く状況は厳しい。