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【世界自転車レース紀行】(12)ベルギー 寒さ吹き飛ばす熱いシクロクロス  (1/2ページ)

2014.1.26 09:20

今シーズンは年間全7戦で開催されたワールドカップ。第4戦はベルギー・ワロン地方のナミュールで開催され、丘の上の城塞にコースが造られた=2013年12月22日(田中苑子さん撮影)

今シーズンは年間全7戦で開催されたワールドカップ。第4戦はベルギー・ワロン地方のナミュールで開催され、丘の上の城塞にコースが造られた=2013年12月22日(田中苑子さん撮影)【拡大】

  • 大きな立体交差を越える選手たち。コンパクトな敷地内に入り組むようにして上手にコースを造るため観客たちも観戦しやすい=2014年1月1日、ベルギー(田中苑子さん撮影)
  • ベルギーの首都ブリュッセル近くの小さな街で開催された「スーパープレステージ・ディーヘム」。夜に開催される伝統的なレースで、美しいヨーロッパの夜景に選手たちが映える=2013年12月30日(田中苑子さん撮影)
  • 乗車できないような急勾配の坂道で、選手たちは自転車を肩に担いで前に進む=2013年12月22日、ベルギー(田中苑子さん撮影)
  • 機材トラブルが多いため、コース上にピットが儲けられ、選手たちは必要に応じて自転車を交換することができる。トラブルが起こった場合は、ピットにいるメカニックスタッフがその場で対応する=2014年1月1日、ベルギー(田中苑子さん撮影)
  • 1月1日に開催された「Bポストバンクトロフィー・GPネイス」。人気選手の名前を冠し、彼のホームタウンで開催されるレースで、元旦にも関わらず大勢のファンがコースに駆け付けた=2014年、ベルギー(田中苑子さん撮影)
  • ベルギー・首都ブリュッセル、ナミュール
  • フリーランスカメラマン、田中苑子(そのこ)さん。1981年、千葉県生まれ。2005年に看護師から自転車専門誌の編集部に転職。08年からフリーランスカメラマンに転向し、現在はアジアの草レースからツール・ド・フランスまで、世界各国の色鮮やかな自転車レースを追っかけ中=2011年1月30日(本人提供)

 自転車ロードレースのオンシーズンは春から秋まで。屋外で開催されるロードレースは、寒くなるとオフシーズンになるが、逆にその寒い時期にだけ盛り上がる自転車競技もある。

 1世紀以上も前に、ロードレース選手のオフトレーニングから始まったと言われる「シクロクロス」という競技で、オフロードや障害物が含まれる数キロのサーキットを規定時間内(男子で60分)で周回し、その順位を競うものだ。

 フランスで生まれたと言われるシクロクロス。近年は競技のグローバル化が進み、世界選手権も開催されているが現在、シクロクロス競技の中心はベルギーにある。

 トップ選手の大多数がベルギー人であり、クリスマスから年末年始にかけては、世界チャンピオンが出るようなトップレースがベルギーでは週5日も開催され、それらはすべてテレビで生中継されるほどの人気だ。そして熱心なファンは寒さにめげず、足繁くコースに通い、ビールを飲みながらひいきの選手に声援を送る。

 ≪悪天候、悪路…自然との闘い≫

 競技の特徴は、オンロードもオフロードも、そして乗車不可能な階段や砂地といった人工的な障害物もコースに組み込まれているところ。選手たちの自転車は一見、オンロードを走るロードバイクのように見えるが、この競技のためにカスタマイズされた特別なものだ。

冬に開催されるシクロクロスとは

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