安倍首相はこの日、衆院本会議での各党代表質問に答弁し、「積極的平和主義」や集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈見直しなど自身のこだわりを持つ政策について、ぶれずに着実に進めていく考えを強調した。野党分断も念頭に置き、批判ばかりの民主党には弱点を突くような形で強気に反論し、政策協議を呼びかける日本(にっぽん)維新の会には一定の配慮を示す場面もあり、余裕の国会審議のスタートを切った。
嫌みたっぷり
「全部で46問ご質問をいただきました…」
首相は、代表質問のトップに立った民主党の海江田万里(かいえだ・ばんり)代表(64)に対する答弁を、嫌みたっぷりに始めた。
海江田氏は民主党としての考えを建設的に示すことよりも、政権批判に重点を置いた。昨秋(2013年)の臨時国会で特定秘密保護法をめぐる強引な国会運営が批判を集めたことを受け、首相も今国会は丁寧な答弁を心がける考えだが、海江田氏の批判一辺倒に対してはまともに相手するのは得策ではないとみたようだ。