赤ちゃんポストに預けられ、「ポスト」というあだ名が付けられた主人公の女の子は、管理人に言われるまま、それを見事に演じる。そして、子供たちだけになるとその管理人をバカにする。親についても、愛人との生活のほうが大事だと、実の娘を引き取らない母親ら、実社会にもいるかもしれないが、非情さがことさら強調されて、描かれている。
筆者は2回の放送を視て、その作り方がかつて、貧しい家庭に生まれた女の子が「同情するなら金をくれ!」と言い、それが流行語にもなった『家なき子』シリーズ(1994、95年放映、安達祐実主演)とそっくりだと思った。そういえば、放送局も同じである。いずれもショッキングな子供の言動で視聴者の注目を集める演出だ。
広告表現のなかで、人目を引きつけ、注目させる視覚的効果のことを「アイ・キャッチャー」という。