フィギュアスケート団体男子SPの演技を終え、人さし指を突き上げて「ナンバーワン」のポーズをとる羽生結弦(はにゅう・ゆづる)。日本選手団にこの上ない勢いを呼び込んだ=2014年2月6日、ロシア・ソチのアイスベルク・パレス(大里直也撮影)【拡大】
夢見た舞台に立つと緊張したが、積み重ねた自信は揺るがなかった。2季続けて「パリの散歩道」で滑るSPは、世界歴代最高得点をたたき出した演目だ。「どんなときでも跳べる」と言い切る鮮やかな4回転トーループで幕を開け、3回転半も2連続3回転も全ての要素でジャッジの加点を引き出した。完璧な内容に「自分自身を褒めてあげていい」とうなずいた。
最も「金」に近い高梨
日本チームはペアの高橋成美(なるみ)、木原龍一組(木下ク)も46.56点の8位と健闘、順位点3点を獲得して合計で4位スタートとなった。羽生はトップバッターの大役を全うするだけでなく、金メダルを期待される個人種目に向けても大きな弾みをつけた形だが、日本選手団では羽生に続く「ミラクル10代」たちが続々と出番を待つ。
その筆頭は、最も金メダルに近いとされるノルディックスキー、ジャンプ女子のエース、高梨沙羅(さら)選手(17)=クラレ=だ。今季のワールドカップ(W杯)で13戦10勝と圧倒的な強さを見せる。