昨年11月6日、北京で軍幹部と握手を交わす習近平国家主席(党総書記)。この日、習氏は必ず勝利する強い軍隊の実現を呼び掛けたが、「弱兵」が中国軍に染みついた軍柄だ(新華社=共同)【拡大】
米議会米中経済安全保障調査委員会が2013年11月に発表した報告によると、通常型と原子力の潜水艦は1995年にいずれも0%だった近代化率が、2010年には50%と33%、20年には75%と100%へと急増。駆逐艦とフリゲートも、1990年に共に0%だったはずが、2010年には50%と45%に上昇、20年にはどちらも85%に達する。
一人っ子政策で軍紀低下
一方で、精強性を支える尺度である、将兵のモラル=軍紀・軍律とモラール=士気の低下は酷さを増し続けている。
原因の一つは《一人っ子政策》。爆発的人口増抑制に向け1979年に産児制限を強要し2008年、一人っ子は1億人を突破し人口の1割近くに迫った。その内「過保護に育てられ、わがまま・非協調性が目立つ」一人っ子が《小皇帝》。《私権抑制と高い協調性》が基本の軍に、小皇帝を含め一人っ子は10万人。20代~30代半ばの、前線における主力世代を占める。なるほど。洋上でのリクリエーションがなければ、訓練を乗り切れないというワケだ。