昨年(2013年)8月に米国で行われた世論調査では、回答者の82%が米国の「対麻薬戦争は失敗」との認識を示している。2月4日の米誌タイム(ウェブ版)が掲載した米国薬物乱用・精神衛生管理庁(SAMHSA)のデータによると、年間のヘロイン利用者は07年に37万3000人だったが、12年には66万9000人とほぼ倍増した。また、ヘロインの過剰摂取による死亡も急増しており、米麻薬取締局(DEA)の最新のデータによると、06年から10年で45%増の3038人が死亡した。
大半はメキシコから密輸
ヘロインの押収量も増加している。2月4日配信のロイター通信が伝えたDEAのデータによると、米国南西部の国境地帯では、08年から12年の間、年間の押収量は555.8キロから2091キロに増えており、密輸活動が活発化していることを裏付けている。米国に密輸されるヘロインの95%は中南米からで、大半がメキシコからだ。