2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google【拡大】
上位進出の期待に応えようと2回目に臨んだが、結果への欲求が体の動きを狂わせた。それが「1メートルくらい」の飛び出しのタイミングの遅れにつながった。「なんかちょっと…、力が入ってしまった。(2回目は)あの風なら、104~105メートルは飛べたのに」
7度目の余裕も
葛西はチームをまとめる大役を引き受けたことで、「前から見たかった」と他競技の応援に行くなど、7度目の五輪を心から楽しんでいる。選手村と会場を往復するだけだった今までとは調整法が異なるものの、プラスに捉える余裕も出た。
先月(1月)、ワールドカップ(W杯)史上最年長優勝を果たしたことで、世界の注目度は高まった。取材エリアでは各国のメディアに引っ張りだこだった。メダリストと劣らない扱いを受けながら「遠目に1、2、3位を見て悔しい。ただ、失敗しても8位。満足はしていないけれど、まあ良かったかな。(上位と)差はないと思っている。ラージヒル(15日)ではお返しをしてやりたい。失敗さえしなければ、金メダルに近づいている」。負けん気に、また火が付いた。
「ラージで挽回」の一言に尽きる。伝説の男にふさわしい全力のジャンプに期待したい。(SANKEI EXPRESS (動画))