トラック運転手の五十嵐宏一さん(39)は長野県佐久市から千葉県成田市まで向かう途中の(2月)15日午前2時ごろ、軽井沢町の国道18号で立ち往生に巻き込まれた。雪はみるみる降り積もり、あっという間にトラックのタイヤを覆い尽くした。夜が明けてからコンビニに行ったが、おにぎりなどは売り切れ。菓子類などを買って空腹をしのいだほか、たまたま近くにあった知り合いの民宿を訪ね、食事を提供してもらったという。立ち往生は丸2日間以上。五十嵐さんは「土曜(15日)必着の荷物だったので参った。食事やトイレに不自由はないが、基本的に車内にいるので、身体を動かせないのがつらい」と話した。
国土交通省長野国道事務所によると、車両の立ち往生は(2月)15日未明から始まり、17日午後2時現在も軽井沢町では約5キロにわたり約400台が動けない状態が続いた。担当者は「除雪車がようやく到着して懸命に除雪している。何とか今日中に解消したい」と話した。