軽井沢町役場では(2月)15日に、近くの公民館と軽井沢駅の計6カ所に避難所を開設。地元住民の協力を得て、おにぎりや豚汁などを提供したほか、毛布なども用意し、一夜を明かした人もいた。町職員は「ここまでの大雪は初めてで、これほど大規模な避難所運営も初めて。いつまでこの状況が続くか分からないので心配」と不安そうに話した。安中市でも16日以降、6カ所で避難所を運営、水などの提供を行っている。
軽井沢町の民宿「浅見荘」では16日朝から立ち往生している観光バスの乗客らにうどんなどの炊き出しを行った。女将(おかみ)の土屋朋子さん(35)は「すぐ動くと思ったら、なかなか動かなかったので大変なことになったと思った」と話した。周辺では農家のプレハブ小屋などが積雪で押しつぶされているという。
郵便業務もまひ状態に陥った。軽井沢追分郵便局長の依田(よだ)功さん(55)は「窓口業務だけやっているが、出歩ける状況ではなく、ほとんど人は来ていない。こんな大雪は初めてで驚きを通り越している」と話した。(SANKEI EXPRESS (動画))