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緊密さアピールも脆さはらむ米仏関係 (2/4ページ)

2014.2.18 10:30

 両首脳はシリア内戦への対応での協調や経済関係強化でも合意。オランド氏は米国家安全保障局(NSA)による外国要人の盗聴疑惑について「相互信頼は回復した」とも述べ、両国関係の良好さをアピールした。

 米仏関係をめぐっては昨年(2013年)8月、シリアのアサド政権による大規模な化学兵器使用を受けてオバマ氏がアサド政権への限定的な軍事行動を打ち出した際、オランド氏がいち早くフランス軍も軍事行動に参加する意思を表明した。その後、英国が軍事行動への参加を見送ったことなどから、軍事行動は見合わせる結果となったが、米仏の連携を印象づけたことは確かだ。

 英国より重要な同盟国?

 またオランド氏は昨年(2013年)、マリや中央アフリカでの混乱に対して軍事介入に踏み切った。米国の財政難や国内で広がる厭戦(えんせん)気分を背景にして「米国は世界の警察官ではない」と明言するオバマ氏にとって、積極的な姿勢は心強い援軍になったといえる。11日の共同記者会見では、フランス人記者から「米国にとってフランスは英国よりも重要な同盟国になったのか」との質問も飛んだほどだ。

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