駄菓子屋のゲーム機がただでできて、おやつまでもらえる。それでのめり込みました」。「マリオブラザーズ」では、マリオとルイージで“殺し合い”を演じるのが最高に楽しかったそうだ。
番組の人気の秘密をどうみているのだろうか。有野の分析はなかなか興味深い。「30年前、ファミコンに夢中になった少年少女たちは、新しいゲームが発売されると、攻略しないまま放置して、そちらに流れてしまったんです。でも、有野課長(番組での役名)が番組でエンディングをみせてくれる。彼らもソフトを“供養”する意味合いで見てくれる。そんなとこでしょう」。
また、有野は当時のソフトに「セーブ機能」がないことも視聴者を魅了する理由に挙げ、「ゼロからやり直しとなってしまう危険と常に隣り合わせ。視聴者はひやひやしながら見られるんです」と説明した。